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スタッフブログ
スーパー戦隊とコンテンツ産業について
いつも弊社HPをご覧いただきありがとうございます。
経営企画部 財務経理の木村です。
前回、二歳児の息子がハマっていたきかんしゃトーマスについて投稿したのですが
1年半経過すると趣味嗜好も変わってくるため、今のブームについてお話します。
(ちなみに、トーマスのことは今も好きです。)
本ブログタイトルの通り、現行のスーパー戦隊である
爆上戦隊(ばくあげせんたい)ブンブンジャーについてです。
爆上戦隊ブンブンジャー|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)
名前、フォルムの通り車モチーフの戦隊です。
あらすじ
宇宙での領地拡大を目論む異星人集団ハシリヤンが地球に襲来した。
彼らは人間の発する悲鳴によって生み出されるエネルギー、ギャーソリンを集めて力を蓄えようとしている。
その野望を阻止し人々を守るため、ブンブンジャーたちは戦う。
所見
性質上、暴力行為は出てくるものの、つとめて明るく前向きな話にしようとしているためか子どもとも安心して見られます。
仲間たちは、ブンレッド(リーダー)が惚れ込んだそれぞれの分野のスペシャリスト(〇〇屋)をスカウトして集めていく格好で
ブンブンジャーの活動以外にも自分の生活を持っており、チーム仲は良いのですが過度に馴れ合うこともなく程よい距離感が良いです。
個人的見どころ
変身しての戦闘シーン
メンバーにそれぞれ別のスペシャリストが集まっているため、ファイトスタイルにも特徴が出ています。
レッド(届け屋):刀剣
ブルー(情報屋):銃器
ピンク(運転屋):鈍器
ブラック(警察屋):サブミッション
オレンジ(調達屋):斧
バイオレット(始末屋):弓
〇〇屋と武器の関係は薄いところもありますが、集団戦闘になっても誰がどこでどうやって戦っているのか見やすいです。
あと、変身シーンが私に刺さる時があります。
こちら変身アイテムです。(ブラック、オレンジ、バイオレットは別アイテム)
基本的には、右手で持ってペダル状のボタンを三回押した後に、
「ブンブンチェンジ!」の掛け声とともに下部のタイヤを左腕に走らせて回し変身します。
なのですが、状況に応じてボタン押下後に敵の攻撃を躱しながら、床や壁といった地形でタイヤを回したり
味方とすれ違いざまにお互いのチェンジャーを交差させてタイヤを回したりと、外連味ある変身シーンが時折あって一人盛り上がっています。息子も最近理解を示してくれています。
ここで唐突ですが、同じく特撮ものとして人気の仮面ライダーとウルトラマンの売上高がどうなのか
経理としては気になりましたのでバンダイ社の決算資料から数値を拾いました。
単位:億円
売上高であって利益ではないのですが、ビジネスモデルに大差はないと思います。
3大ブランドというイメージがあったのですが、仮面ライダーとウルトラマンにスーパー戦隊は大きく水を開けられていますね。
要因としては、仮面ライダーとウルトラマンはストーリー、変身、戦いが地続きになっていますが
スーパー戦隊は変身して戦った後に巨大ロボが出てくるものの、その必然性は薄く連続性が断たれていることが問題のような気がします。
商品展開としては多角化できているのですが、ロボットは高単価なうえ好きな層にしかハマらず、変身需要はライダーとウルトラマンと喰い合っているのかなと予想します。それにしても差があり過ぎですけれど。
また、ロボット需要はタカラトミー社のシンカリオンと競合している面もある気がします。
とはいえ研究開発費に見られるように、玩具の質はバンダイ社が段違いです。
単位:百万円
タカラトミーのみならず、バンダイ社と他社の玩具を比べると
造形、遊びやすさ、耐久性いずれも同社が群を抜いていると気付かされます。
最後にバンダイ社のキラーコンテンツである
ドラゴンボール ガンダム ワンピース を先ほどのグラフに加えたものをご紹介します。
単位:億円
現在では特撮3ブランドを合計しても到底届かないほどの規模を持っています。
各ブランド1,000億円を超えており、間違いなく世界に誇るコンテンツと言えます。
(グラフ外ですが、特にドラゴンボールとガンダムは海外割合が高いです)
コンテンツ産業においても日本への評価は非常に高いので、大切に育てていきたいですね。