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将棋とAI
お世話になっております。趣味が将棋でおなじみの(?)木村でございます。
本日は将棋とAIについて書かせていただきます。
近年非常に注目されているAIというキーワードですが、将棋AIの歴史は古く、
最古の将棋AIは1975年には作成されております。(wikipedia調べ)
少し前(2000年代初めくらい)までは将棋AIの実力がプロを超えるには100年かかると言われていましたが、
現在では最先端の将棋AIの実力はプロを超えているというのが通説となっています。
実際に将棋AIがプロと公式に対局して勝利したのは2013年のころとなっております。
当時の対局は接戦を展開されていましたが、それからも将棋AIの実力はどんどん上がっており、
現在ではプロのレーティング(強さを数値化したもの)が3,000くらいとすると
将棋AIは4,500程度と言われております。(参考までに、レート差が500あると上手側の勝率は95%以上とされています。)
ここまで差がつくとAIに恐怖すら覚えますが、設定によりAIの実力は抑えることが可能です。将棋界で有名なAIと対局できるWEBサイトの一つに「ぴよ将棋」があります。
ぴよ将棋w – 対局将棋アプリ WEB版 (studiok-i.net)
強さの段階を1~40まで設定でき、初心者の方でも気軽に対局が楽しめます。一手指すごとにぴよぴよ効果音が鳴るかわいい うざい かわいい奴です。一度対局してみると面白いかもしれません。
現在では人間のトッププロは将棋AIの指す手を研究して対局に臨んでいることがほとんどのようです。今後は様々な分野でAIが人間を超えていくと予想されており、分野によってはAIにより仕事が奪われる等々言われていますが、将棋AIの事例から考えると、今後は(現在も進行中)AIを活用して学びを得られる人材が活躍していく時代になるのではないかと思います。