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”札幌市からの撤去命令”ノースサファリ札幌の問題

皆様こんにちは、流通一課 小野です。

最近札幌市で話題の【ノースサファリ札幌】について、よくニュースで見かける機会が多いので調べてみました。動物と触れあう距離が近く、【日本一危険な動物園】として認知度の高い施設だったために今回のニュースには驚いております。

外観=札幌市南区で2025年2月13日、高山純二撮影

 

問題となっているのは、【市街化調整区域】といわれる原則として建物を建ててはいけない区域に、約20年にわたって156棟建築している点です。札幌市は都市計画法に基づき、すべての建物の撤去を同園に求めております。こちらは急に発覚したものではなく、札幌市は開園当初から本日迄再三の注意・指導を行っておりましたが年々建物が増えていき156棟まで増えていったとの経緯です。

 

建物を全て撤去する→一度更地にした後に再度申請をして営業の許可をとる

 

上記であれば今後の営業は続けられますが、莫大なコストがかかるため事実上の閉園をノースサファリ札幌は認めなくてはいけない状況です。

 

2025年2月18日、運営会社のサクセス観光は園内すべての建物を撤去するという撤去計画を札幌市に提出しました。撤去にはかなりの時間がかかるため、明確な時期は今後協議するとのことです。

 

今後の一番の問題点は、園内で飼育されている動物たちの受け入れ先はまだ決まっていないことです。より良い形で話が進んでいけばと祈っております。