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私
管理課今村と申します。
さて、お盆休暇も終わり、皆様は実家に帰ってお墓参りされたことと思います。
お盆に因み、今回は昔に読んだことのある仏教哲学の何とかという本からお話をしたいと思います。
【私】とは?
唐突ですが、まず皆さんが運転する「車」をバラバラに解体していきましょう。
「車」のハンドルを外します。
「車」のシートを外します。
「車」のエンジンを外します。
「車」の部品をすべてをバラバラに解体してみました。
さて、「車」は何処にも見当たらなくなってしまいました。
次に、「私」を解体していきましょう。
「私」の目・「私」の鼻・「私」の耳・「私」の手・「私」の足・「私」の心臓・「私」の脳・「私」の心とバラバラに解体してみました。
さて、「私」は何処にいるのでしょう?
「私」は何処にも見当たりません。
つまり、「車」も「私」も概念に過ぎず、独立して存在してはいないということです。
このように、「私」という独立した存在は無く、全ては他者(人・動物・植物・自然等)との関係性で成り立ち、相互に依存しあって「私」は成り立っています。
そして、この世界は常に変化しており、関係性の中で、生まれ→育ち→変化し→死んでいきます。
昨日にはもう戻れません、明日にお目にかかった人は誰もいません。
故に、この世界の仕組み・真実を認識し、常に変化していく関係性の中で、他者に十分配慮して今(現在)を大切に生きることに勤めましょう。
・・・・何とかの仏教哲学書より・・・・